標的型メール訓練なんて知らない。を「やったことある」に変えていきたい
標的型攻撃メール対応訓練実施キットの発売を開始して以来、2017年1月で4年目を迎えます。
発売開始当初はポツポツとしか売れなかったこの商品も、今では毎日のようにお問い合わせを頂き、毎月、新しいお客様が増えていく。おかげさまでそんな状況となりました。
セキュリティ関連商品という性格上、キットを使っていることをあまり公言したくないと考えるお客様は多いのですが、伊藤忠商事様のような日本を代表する企業様にキットをご紹介いただくなど、キットの良さをご評価いただき、他社様にキットの利用を奨めて頂けるお客様がいらっしゃることは大変ありがたい事であり、そのようなお客様の期待を裏切らないよう、今後もキットが良い商品であり続けることは、弊社にとっての命題であると考えています。
しかし、市場全体を見渡してみると、ランサムウェアなどによる被害は減るどころか、増える一方という状況であり、中小企業ともなれば、「標的型メール訓練」というキーワードを聞いても「???」という顔をされる方は多く、セキュリティ対策に関する知識そのものが、まだまだ一般的でない。という印象を強く感じます。
また、業者に依頼して標的型メール訓練を実施した。という企業でも、話を聞いてみると、業者に言われるままやってみただけ。というケースも少なくなく、折角高い費用を払っているのに、十分に活用ができていないというのは、何とも勿体なく思います。
このような状況にあることを考えれば、「標的型メール訓練」はまだまだ世間においては市民権を得ているとは言い難く、標的型メール訓練のあり方や、その効用について説いていくこともまた、弊社にとっての命題であると考えています。
今はまだ、石を投げても「そんなの知らない」という人に当たる可能性が高い標的型メール訓練ですが、キットの普及を促進することで、避難訓練と同様、石を投げれば「標的型メール訓練、ああ、うちでもこの前やったよ」という人に当たる程に、標的型メール訓練が一般的なものとなるよう、世間の認識を変えていきたい。
これを実現するためにも、キットは、
より使いやすく、
よりわかりやすく、
より楽しく使えるよう、
常に改善と改良を続けていきます。そして、改善と改良のベースとなるのは、何よりも、キットを使って頂いているお客様のご意見、ご要望です。
お客様からの「こんなことができないか?」「こんなことを実現して欲しいのだけれど」といったコメントが、キットの改善・改良に繋がり、ひいては、他のお客様において、標的型メール訓練を実施するきっかけになったり、組織のセキュリティリテラシーが向上する一助になったりします。
2017年も、これまで以上に増して、皆様からのご意見やご要望をお待ちしていますので、こんなこと要望したら悪いかな?といったことでも、遠慮することなく、忌憚のないご意見をお寄せください。
→次の記事へ( メールの内容が巧妙だったので・・・。なんて言い訳は恥の上塗りですよ。 )